71歳“新人”は地元政界のドン
対照的に新人議員の最年長は比例北関東ブロック32位で通った西條昌良氏(71)だ。茨城県議を8期務め、県議会議長の経験もある地元政界のドンのような人物だ。
後援会関係者も「普通なら引退を考える年齢」という西條氏が国政に転出を図ったことについて、
「これからは茨城県議という『地域の顔』から、国会議員として『北関東、そして日本の顔』になるわけ。長年培ってきた調整能力や、地方創生、国土強靭化に対する知見を国政でどう爆発させるのか。『ベテランの大型新人』として、老樹のような粘り強さで永田町にどう根を張るのか、これからの活躍から目が離せないよね」
と興奮気味に話す。
自民党では近年、選挙で大勝ちして新人議員が多く生まれると、議員教育に手が回らないことで問題行動も発生。さらには、そもそも資質が疑われる人物が議員になってしまったのではないかと思われるケースも起きてきた。
「2005年9月に小泉純一郎首相が仕掛けた郵政解散後には83人の『小泉チルドレン』が生まれました。当時一番悪目立ちしたのが杉村太蔵氏(現タレント)です。『料亭に早く行ってみたい』『国会議員はJR乗り放題らしい。しかもグリーン車』という失言で騒ぎになりました。
また2012年に安倍晋三総裁の下で自民党が政権に復活した総選挙で当選した若手は、14年に再選されると『魔の2回生』と呼ばれる不祥事製造機集団になりました。
秘書に『このハゲー』という暴言を浴びせた豊田真由子氏(今回参政党候補として当選)もその一人です。他にも不倫や買春問題が次々と噴き出しました。2017年の総選挙を経て『魔の3回生』と呼び名が変わっても問題議員が生まれ続けた世代です」(政治部記者)
改選前の衆議院議員198人が316人にまで増えた自民党。当選したベテラン自民党議員は、当選直後からこう警戒している。
「これから当然、自民党に対する目が厳しくなる。今回は準備期間が少なく身体チェックも甘いし、若手や中堅が浮かれて、やらかす議員が出そうで心配だね、ウチの比例区でも『誰だ?』って子が当選しちゃったよ。悪夢が再び起きなければいいけど…」
今回は大丈夫だと願いたい。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













