ソロデビュー、世間の反響は…?

「原宿のスカウトマンが横浜までついてきた」からB.B.クィーンズ、Mi-Ke、ソロ活動…宇徳敬子が明かす、歌手デビューの意外すぎるきっかけ_3

――その後はガールズユニット「Mi-Ke」としてデビューされ、『ナースステーション』や『おぼっちゃまくん』など、TVドラマやアニメのエンディング曲も担当されました。ソロでも続けて国民的アニメの楽曲を担当される中で、プレッシャーなどを感じる場面はございましたか。

(即答で)全くないです。数字を気にしたりとか、売れなかったらどうしよう、とかは意識していなかったです。何故なら、考える余裕もなかったですし、その楽曲が良くなるためにクオリティを追求することが大切だと思っていました。

『名探偵コナン』はプロデューサーの方が私の曲を聞いて、これだ!と思ってくださってエンディングに決まったと聞いて、純粋に、曲で選ばれたことが嬉しかったです。

――その後はソロデビューを果たし、ファーストアルバム『砂時計』がオリコンチャート1位を獲得されました。その知らせを受けたときは、どのようなお気持ちだったのでしょうか。

B.B.クィーンズ、Mi-Keの後のソロ活動は、わりとクールダウンというか。それまではメディアの露出が多かったのですが、ソロになってからは一切メディアに出さないという方向性だったので、楽曲制作の時間も与えてもらえたので、いろんなことを愉しもうと、車の免許をとったり、ジムで運動したりと音楽以外にも視野を広げていました。

Mi-Keで活動したおよそ2年半は10年分稼働したね。と、言われるほど、たくさんの経験をさせていただけたと思います。

1stアルバム「砂時計」発売後は会社の方からは、『すごい売れてるよ』と言われるだけで、どのくらいの売上なのかは知らなかったしですし。それで、本当にCDが売られてるのかな?と思い、発売日当日に妹と母とCDショップに見に行ったら、なんとお店には一枚もCDが置いていなかったんです。

ソロデビュー曲『あなたの夢の中 そっと忍び込みたい』
ソロデビュー曲『あなたの夢の中 そっと忍び込みたい』
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――なんと、ご本人が自らお店に。ご本人だとは気づかれませんでしたか?

ソロ活動はメディアの露出が無かったのと、ライブもやらない方針だったので、お店では気付かれなかったと思います(笑)。その後、探してもどこにもCDが見当たらなかったので、思い切ってお店の方に『宇徳敬子のCDありますか?』って聞いたんです。そうしたらなんと、『全部売り切れましたよ』って言われて。あれは、本当に嬉しかったですね。

実はオリコンチャートの報告も、会社へ呼ばれて、何故かクイズ形式で、「オリコンページの左右どちらだと思う?」「まさかベスト10入りはないですよね?」みたいなやりとりがあって(笑)。

その後は奇跡の首位獲得と分かり、スタッフの方々と共に大喜びをしたことは今でも鮮明に覚えています。

後編 スピリチュアルキャラは誤解? 宇徳敬子の心・身体・魂を整える「スローライフ論」に続く

取材・文/佐藤ちひろ