「両津ヤギ堂の巻」(ジャンプ・コミックス第198巻収録)
今回は、緑地の除草を申しつけられた両さんがヤギの活用を思いつき、大儲けをするお話をお届けする。
最初は「芝刈課」に配属され、職務でやむなく草刈りをしていた両さんだったが、知人の牧場からヤギを借り入れて、雑草を食べさせることに。やがてその除草能力に着目すると、たちまちエコを謳った除草ビジネスを開始! 順風満帆に見えた除草業だったが、ヤギたちは酷使される日々に耐えかね、やがて……?
なお、実際にヤギを使った除草業というのは存在しており、愛玩動物としてヤギのレンタルサービスをしている業者もあるようだ。
だがヤギはあくまでも生き物。飼うだけでも手間とお金がかかり続けるのだ。さらに飼うための施設が不可欠だし、鳴き声やにおいを発するため、施設周辺に理解を求める必要もある。
それに、ヤギはあくまでも草を食べるだけで、根っこから引き抜いているわけでない。草を刈りはしても抜き取ってはいないので、再び草が伸びてくる可能性があるのだ。
コミュニティの醸成や観光資源としての活用といった付加価値まで込みで考えるならともかく、コスパという視点で捉えてみると、ヤギによる除草の商売は結構厳しそう……といった印象だ。
それでは次のページから、ヤギを使った両さん流エコビジネスの顛末をお楽しみください!!



















