総裁選に勝利しても前途多難
さらに「当該記事は、あたかも、総裁選挙が行われることを前提として、自らに有利になるように私や私の関係者が何らかの動きをしたかのように印象づける内容となっており、著しく事実に反します。このような事実に反する報道に対し、私の代理人である弁護士とも相談の上、強く抗議するとともに記事の訂正を求めて参ります」としている。
抗議文は小泉氏本人名で文春に出され、訂正記事も求めている。
4日の総裁選では小泉氏が優勢と見られているが、このまま勝利すれば、小泉政権は「疑惑」にまみれてスタートすることになる。官房長官は、身をていして総理を守るような人物でないととても務まらないだろう。
ましてや連立交渉の相手から「うそつき」とレッテルをはられた人物では、連立交渉も1ミリも進まない。仮に小泉政権誕生の暁には、その命運を占う官房長官人事に注目だ。
文/長島重治