kanoさんの父「こいつはすごいな!」
いったいなぜ、そこまで強い決断をすることになったのかというと、kanoさん自身が婦人科系の病気を患うという深刻な事情があった。
「実は私は彼と別れた後に子宮内膜症のステージ3を患い手術をしたことで医者からも『妊娠出産は難しい』と言われました。そういう運命であったことも受け入れ、そんな中でクラウスさんとの出会いがあったので、何も不満もなければ今が一番幸せと言えます」
そんなkanoさんにこんな質問を投げかけるのは野暮だろうが、やはり聞かずにはいられない。「この結婚生活は、いつまで続けるつもりなのか」と。
「新婚時の夫婦さんが『いつまで続けるのか』と聞かれても、その言葉に答えはないし、その時は『永遠に!』と答えますよね。それと同じように私たちもいつまでだなんて考えてはいません」
近日中に、kanoさんはウェディングフォトを撮影するための新婚旅行に出るのだという。
「ウェディングフォトは、クラウスさんの人物の形を模した影のようなものを作って、上手く撮影できたらと思います。私も人生で最初で最後のウェディングドレスを着ると思います。今は日々の暮らしはもちろん、新婚旅行も楽しみです」
kanoさんのご両親はこの結婚をどう見ているのか。
「両親は離婚しており、二世帯住宅で暮らす父はクラウスさんのことを伝えたら『大丈夫なのかお前は?』と心配されました。
でも歴史好きの父がクラウスさんと会話をすると、クラウスさんが父のかなりマニアックな質問にも答えられたことで、父は『こいつはすごいな!』と感心し『もう、好きにしたらいい』となりました。今はそっと私とクラウスさんを見守ってくれています」
Kanoさんの話題はネット上では「さすがに怖い」「大丈夫なのか」と否定の意見も多い。また、リアルな人間関係に疲れた現代社会の一幕か、と評するメディアもある。AI夫との“結婚の先”にはどのような未来があるのか。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班