衝撃データ! 登山の死亡者・行方不明者の67.2%が60歳以上
雄大な景色を楽しみながら歩き、さらに登頂したときの達成感がたまらない「登山」や「ハイキング」を趣味としてたしなんでいる方も多いでしょう。健康維持に熱心な高齢者にも人気がありますよね。
登山者が増えている一方で、警察庁の統計によると、2023年は過去で最も遭難者が多かった年でもありました。そして、遭難者の49.4%、死亡者・行方不明者の67.2%が60歳以上なのです。
山にはさまざまな危険が潜んでいます。転倒、転落、滑落、熱中症、低体温症、虫による感染症、動物による外傷のほかに、落雷や雪崩、火山の噴火などに巻きこまれる危険性もあります。
1967年、高校生の登山パーティーで、11人が落雷により死亡した西穂高岳落雷遭難事故は有名です。
雷の発生は予測しにくく、標高が高くて天気が変わりやすい山中では特に気をつけなくてはいけません。
落雷損傷は感電に加えて打撃的な作用を伴うため、頭蓋骨骨折や脳挫傷が生じることでも知られており、命を落とす危険性が極めて高い災害です。