自民都議選墨田区の候補に選ばれたのは地元でも有名な“サラブレッド”
その“落ちるはずのない候補”に選ばれたのは、墨田区議を務める藤崎剛暉氏(35)。2期目で経験は浅いが、墨田区では知られた政治家一家のサラブレッドだ。
父親は区議、母方の曽祖父と祖父は都議を務め、現在区長を務める山本亨氏は伯父にあたる。
剛暉氏も地元選挙区の松島みどり衆院議員の秘書を経て、19年に区議に初当選した。
「一家のなかでも特に有名なのが母親の忍氏です。39歳で夫が倒れたことから、一念発起し専業主婦から渋谷109のアパレルショップの店長に。その後、転職をしてハンバーガーチェーン・ドムドムハンバーガーの社長にまで上りつめました。
長らく経営が低迷していたドムドムをV字回復させ、『ガイアの夜明け』(テレビ東京)をはじめ複数のメディアで特集が組まれるカリスマ社長です。忍氏、剛暉氏とも、小学校から青山学院に通うセレブです」(自民党関係者)
低迷が続く自民党にとって、まさに期待のホープ――。
と思いきや、地元での評判は芳しくない。
「今年2月、区の福祉保健部の職員に対し、藤崎氏が高圧的な対応をしたとして、当該部局から区長や区議会議長宛てにパワハラ被害の申告がされているのです。しかもこれが初めてではなく、過去にも職員を厳しく詰めることがあり、報告するに至ったようです」(区議会関係者)