「愛しのサンミーの巻」(ジャンプ・コミックス196巻収録)
今回は、大阪のパン・洋菓子の製造販売やレストラン事業を行う「神戸屋」の商品だった「サンミー」のうんちくを、これでもかとばかりに語りまくるお話をお届けする。
本作に登場する通天閣署の警察官・御堂春(みどう・ハル)によると、サンミーはたこ焼きや串カツなどと同様に、大阪のソウルフードの一種だそうだ。ふっくらと膨らんだ形状ではなく、板状のデニッシュがベースとなっている。
なお商品名の由来は、クリーム、チョコ、ケーキ生地の3つの味が一度に味わえるので、三味=サンミー……とのこと。
神戸屋は「神戸屋フレッシュベーカリー」という店舗でパンの販売を行っているが、サンミーを含むスーパーやコンビニで販売する包装パンの製造卸事業は、2023年に「山崎製パン」に譲渡している。現在サンミーは、は神戸屋から分社化して山崎製パンの子会社となった「YKベーキングカンパニー」が販売している。
なお同社では3月31日を「サンミーの日」に制定しており、現在、菓子パン詰め合わせとグッズが当たるキャンペーンを実施している。
もうひとつおまけの情報を挙げておくと……。関東圏の一部のスーパーでは「サンミー」を扱っているが、YKベーキングベーキングカンパニーの東京工場(埼玉県戸田市)の直売所では、お得な価格で同社製品が買えるようだ。ただし売り切れ御免! らしいので、お気をつけて。
それでは次のページから、菓子パン「サンミー」の話題に特化したお話をお楽しみください!!