「コイははかないものなのなのネンの巻」(ジャンプ・コミックス120巻収録)
今回お届けするお話のお題は「コイ」。ただし「恋」ではなく、魚類の「鯉」だ。
部長がこよなく愛でている錦鯉の面倒を見ることを任された両さんだったが……。といえば、あとはどうなるかだいたい想像がつくと思うが、お話はさらに想像の斜め上を行く展開を見せるぞ。
ところで本作には、毎年12月第3週の土日に開かれるイベント「ジャンプフェスタ」で過去に実施された「国民的両さんコンテスト」で優勝者となった少年が、全部で3か所登場している。本作が「週刊少年ジャンプ」2000年19号に掲載された際には、扉に優勝者が登場していることも記してあった。
登場しているコマをひとつだけお目にかけておくので、気になる方は本作を読みながら残りの2か所を探してみて欲しい。
『こち亀』の40年におよぶ連載中、本作以外にも読者が作中に登場したことは何度もある。やはり「ジャンプフェスタ」で行われた「こち亀カルト王選手権」の優勝者や、「週刊少年ジャンプ」誌上で2度募集された「こち亀にオレを出せ!!コンテスト」の入賞者らが、作中に描かれている。
「こち亀にオレを出せ!!コンテスト」入賞者などは、作中で両さんの訪問を受けるという、ストーリーに絡んだ登場の仕方をしているのだ。『こち亀』ファンにとっては、なんともうらやましい出来事だったに違いない。
それでは次のページから、両さんの恋バナならぬ鯉話をお楽しみください!!