警察のずさんな対応に怒り
「後日、待っていても警察から電話がかかってこないので、お母さんが代わりに警察に電話をかけてくれて、どうなっているのか事情を聴いてくれました。すると警察は、男が『もう示談金払った』『カメラは僕のものじゃない』と言っていたので、家に帰したというのです。
犯人は警察に対して、『コンビニのATMに連れて行かれた』とも言っていたみたいですが、私たちは一切そのようなことはしていません。これは道路や建物のカメラを確認したらわかることです」
SNSでは今回の痴漢騒動に対して、
〈カメラ持ってる証拠あっても加害者側の「示談金払いました」で解放されるのおかしすぎる〉
〈まじで尊敬する。ギャルズ絶対にこの性犯罪者を逃がさないで。それにしても警察は使えねえな〉
〈ここまでやって警察に連れてってもダメなんだから終わってるよ本当に〉
〈被害者が取り押さえて警察連れてっても警察が無能すぎて死んだ、性犯罪軽視されすぎ〉
なぜこの痴漢騒ぎは起きたのだろうか。防犯アドバイザーの京師美佳さんに、警察の対応について見解を聞いてみた。
「今回被害者の女性が被害に遭われた際にご友人などとともに、現行犯逮捕(私人逮捕)しました。そして警察に引き渡したにも関わず、示談が成立したという証言を信じて釈放してしまったというのは、これが事実であれば警察の怠慢であり、許されない事実であります。
痴漢や盗撮被害に関しては、示談が成立して不起訴になる場合も多く警察もいつものことかと疑わなかったのが一番の問題点かと感じます。
今回は、盗撮されて触られたということですので、撮影罪や迷惑防止条例違反もしくは不同意わいせつ罪で罰せられるべき犯罪行為です。今後、被害者の方が弁護士などを通じて警察に抗議と再捜査を要求されるのがいいかと思います」