撮影/梅佳代
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 2024年1月1日、写真家・梅佳代氏の故郷である能登半島が、マグニチュード7.6の大地震に見舞われた。家族の安否を確認し、避難所に物資を送ることしかできなかった2か月間ののち、「被災地」となった故郷を震災後はじめて訪れたのが3月のこと。

変わり果てた故郷に言葉を失いながらとにかくシャッターを押したその日から、「写真で残しておかないと」という思いは離れた土地に暮らす間にも膨らみつづけ、今回は、生まれ育った能登町だけでなく輪島や珠洲にも足を延ばした。

「この場所に生まれていなかったら写真家にならなかったと思う」という唯一無二の故郷・のと、その変わってしまった風景と、そこで営まれる人々の生活、「いま」を記録する。

※「すばる」2024年10月号の特集『旅に出よう 物語に会いに』より一部を抜粋して転載しています。

撮影/梅佳代
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隆起したり裂けたりした道路、倒れた電柱、崩れた山はそのままになっているところが多い。
住民はもうこの光景に慣れていて、車を大きくバウンドさせながら平然と通っていく。 

撮影/梅佳代
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話題の巨大モニュメント「イカキング」は、津波の被害もなく無事。 

撮影/梅佳代
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珠洲市にて。春日神社のおすずみ祭りに、元気な子どもたちがたくさん集まっていた。 

撮影/梅佳代
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ワイプラザ輪島にて7月に輪島朝市が再開。少しずつでも、以前の生活を取り戻していく。

このほか写真20点を収録した「のと2024」完全版は、「すばる」2024年10月号に掲載されています。
雑誌の購入等ついては「すばる」HPをご覧ください。

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