「天国からの訪問者の巻」(ジャンプ・コミックス51巻収録)

今回は、両さんのひいおじいさんが天国から地上にエスケープしてくるお話をお届けする。

今回巻き起こる騒動の張本人は、江戸時代末期に近い嘉永(かえい)6年(1853年)生まれの「ため吉」だ。無類の大酒飲みの穀潰しという、両津家の男の特性そのまんまなご先祖様だ。ため吉の子どもには、両さんの祖父・両津勘兵衛や、超神田寿司を取り仕切るスーパーお婆ちゃん・擬宝珠夏春都(ぎぼし・ゲパルト)がいる。なお故人だが、息子のひとりには、大の資産家にして妾を何人も囲っていた超道楽者・みの吉もいる。

なお、みの吉の遺産を巡る「ひょうたんから10億円の巻」(ジャンプ・コミックス56巻収録)というエピソードがあるが、両さんの父・銀次の回想中にひとコマだけ「みの吉」の顔が描かれている。また、「超豪華わしの誕生日!!の巻」(ジャンプ・コミックス152巻収録)の扉ページで両津家の面々が勢揃いしているが、その中にもその姿を見ることができる。

ちなみに「ため吉」の太い眉毛は、息子の勘兵衛やみの吉、孫の銀次や元五郎(勘兵衛似な銀次の兄)、ひ孫の勘吉や弟・金次郎にまでしっかりと遺伝しているぞ。

「超豪華わしの誕生日!!の巻」、「亀有結婚行進曲の巻(後編)」(ジャンプ・コミックス83巻収録)より。両津家のレアキャラ爺さん、「みの吉」と「元五郎」!
「超豪華わしの誕生日!!の巻」、「亀有結婚行進曲の巻(後編)」(ジャンプ・コミックス83巻収録)より。両津家のレアキャラ爺さん、「みの吉」と「元五郎」!

それでは次のページから、両津家のご先祖様が巻き起こす大騒動をたっぷりとお楽しみください!!