2LDKの部屋を4000万円で購入したばかりなのに…

女性はいったん自室に戻ったが、午後11時ごろに各部屋を巡回していた警察官に避難を促されたという。

「マンションの外に避難すると、少し離れた場所で警察官がホワイトボードに部屋番号と住人の安否確認を書いていて、結局昨夜は家に戻れませんでした。ほとんどの住人は近くの公民館に泊まっていました。私は友人の家に泊めてもらい、今日になって戻ってきました。

被害を受けたベランダやバイクの保険がきくのかどうか気になったので保険会社に電話をしましたが、バイクに関しては論外、ベランダに関しては共有部分なので保険はおりないと言われてしまいました。

それらの補償については、これから管理会社に聞いてみようと思いますが、全部の部屋の被害を考えれば億とか行きそうな金額になりますよね…」

付近のマンションの窓も割れた
付近のマンションの窓も割れた

住宅情報サイトによれば同マンションは地上15階建てで、計74戸の分譲マンション。駅近でスタイリッシュな外観から人気を集めていたという。

「いろいろ考えると、修繕費とかは上がってしまいそうですよね。私は昨年、駅から近いし建物も綺麗でしっかりしてるのを気に入って、2LDKの部屋を4000万円台で購入したばかりです。しばらくは自分で住むつもりで、いずれは誰かに賃貸に貸すなどしようと考えていましたが、爆発事件があったことで資産価値が下がらないかも心配です。

爆発を起こした部屋の方がどんな人かは全くわかりませんけど、迷惑だとしか思えません。補償の問題だけでなく、爆発があったことでマンションそのものが大丈夫かなど部屋に1人でいる時も怖いですよ」

1階にはガレキが…(住人提供)
1階にはガレキが…(住人提供)

別の住民男性も不安そうにこう語った。

「昨日爆発があった時はまだ、仕事で会社にいたので直接は聞いてませんが、子供と妻は『すごい音だった』とびっくりしていました。昨日は家に入れないということだったので僕は子供と会社に泊まり、妻は公民館に泊まりました。

今日は仕事は休みましたが、子供が怖がってるし、まだ家に入っても水が出ないと妻がこぼしていました。補償の問題とかその辺はまだ何にも話してないですね」