悪玉コレステロールが嫌われる理由

このような話をすると、「それは善玉コレステロールの話ではないか」と言う人がいるのですが、決してそうではありません。

女性ホルモンや男性ホルモンの材料になるのも、免疫機能を上げるのも、セロトニンを運んでうつを予防するのもすべて「LDLコレステロール」、つまり、世の中では「悪玉」と呼ばれているコレステロールです。

「善玉」と呼べる部分があるにもかかわらず、なぜ「悪玉」などと呼ばれているのかと言えば、それが動脈硬化の原因となり、心筋梗塞などのリスクを高めることを、循環器内科の医者たちが問題視しているからです。

つまり、LDLコレステロールに悪玉のレッテルをはっているのは循環器内科の医者だけで、たまたま彼らの声が大きいから、世の中で「悪玉」扱いされているというだけの話なのです。

日本の医師はアメリカの猿まねなので、循環器の病気が原因で亡くなる人は少ないのに循環器内科の声が大きいのです。

彼らの言うことを聞いて悪玉コレステロールを体から追い出せば、動脈硬化の進行を遅らせて、心筋梗塞や脳梗塞のリスクは下がるのかもしれません。

「高齢者、特に女性ははたくさん肉を食べてください」は本当か? 日本人女性が心筋梗塞で亡くなるリスクは欧米と比較してもとても低いという現実_3
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けれども特に高齢女性の場合は、元気も気力も肌ツヤも失われ、感染症にかかりやすくなり、気分も落ち込み、さらにはがんのリスクまで上がってしまうといった深刻な負の影響を受け入れてまでも、そのメリットにこだわる必要があるとは、私には到底思えません。

なぜなら先に申し上げたように、そもそも女性は心筋梗塞で亡くなるリスクが欧米と比べてとても低いからです。


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●第4章 医者の言いなりにならないで
医者の言うことにもウソがある!?/コレステロールを制限するメリットはない コレステロール不足で生じるデメリットとは?/がんやうつのリスクまで高まってしまう 悪玉コレステロールが嫌われる理由/多くの医者は「総合的に考える」習慣を持たない 専門分化はコロナ対策にも弊害をもたらした/高齢者はあっという間に薬漬けになる 薬漬け医療に拍車がかかる理由/まったく意味のない日本の健康診断 血圧や血糖値を下げるデメリットとは?/骨粗鬆症の薬でかえって骨折しやすくなる!? 薬の多量摂取で転倒リスクが倍に/薬の相談に乗らない医者は切り捨てよう 

●第5章 知らないと怖い「うつ」のリスクとは?
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●第6章 前頭葉の活性化で「第2の人生」を楽しむ
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●第7章 「やりたい放題」生きるのが長寿の秘訣!
「60歳からはやりたい放題」こそが最高の生き方/インチキ道徳になんて縛られなくていい  「健康のため」にする無理な運動は逆効果/60歳を過ぎたら〝今この瞬間〞を楽しむ老後の不安を失くすには?/老化現象のがんを怖がりすぎない がんと診断されたときの対応を考えておく/子どもや孫に遺産を遺す必要はない お金も使いたいときに使う/新しいものには60代のうちに触れておこう テクノロジーの進化で幸せな老後が待っている/幸せそうに生きるのが高齢者の使命 「『第2の人生』を無理なく楽しく生きる」ための7か条

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