地元では積極的に“やる気”をアピール
この“ゆるゆるコンビ”、地元ではどうとらえているのだろうか。
今村元大臣の選挙区である佐賀2区の自民党市議によれば、今村氏は最近、頻繁に地元に顔を出すなど「やる気」をみせているという。
「評判という意味では今村議員は過去には失言などもありましたが、何度も当選しているベテランなので知名度もあるし、安定感はあるかと思います。
それでも次の選挙で自民党が苦戦するのは下馬評を見ても明らかです。今村議員もここ最近はかなり頻繁に佐賀県に戻ってきて、さまざまな団体の活動に精力的に顔を出しています。
昨日も水産団体の試食会に参加していましたね。有明海でとれる魚で、一般にはまだ食べられていない珍しい魚を食べるという試食会だったようです」
山本議員の“地元”、神奈川第4区の町議からの評判はどうだろうか。
「山本議員は、ふだんは所属政党にかかわらず誰とでも楽しく話す気さくないいやつではあるんだけどね。でも、なんかこう、言うことが軽くて地元ではあまりいい印象は持たれていませんね。
もちろん旧統一教会のイベントでの『マザームーン』発言でも悪目立ちしていましたが、どちらかというとそれ以前から〝何もしない奴〟という見方をしている人が多かったと思います。
次の選挙では、自民党自体が裏金問題や支持率低迷で苦戦を強いられることは目に見えているし、本人は小選挙区では3度も4度も連続落選しているので後がないことはわかっているのだと思います。ここ最近も京急逗子・葉山駅に立って頑張っていたようです」
今回の件を当事者のお二人はどうみるのか。「集英社オンライン」は5月27日、今村氏、山本氏に質問状を送ったが期日内に回答は得られなかった。
審議中に旅行誌やマンガに気を取られているのに、地元では意味不明の「やる気」だけ醸し出してどうするのか。有権者のみなさんも、そろそろ本気で怒りますよ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班