3度も起こった大事件…5億円詐欺、くも膜下出血、小室の不倫
globeはデビューから長年、日本を代表する音楽ユニットとして君臨していたのだが、大きな問題が3度も起きている。
2008年には、海外の音楽事業において数十億円単位の借金を負っていた小室が、5億円詐欺事件で逮捕。2011年には、KEIKOがくも膜下出血を発症して倒れ、長期休養に入ることに。そして2018年、小室と看護師女性との不倫が発覚。
この不倫スキャンダルで夫婦に決定的な亀裂が入り、3年近くの別居期間を経て、2021年2月に離婚が成立。約19年の結婚生活にピリオドが打たれたのだ。
2018年に小室が不倫の釈明会見を開いた際、高次脳機能障害を患ったKEIKOについて、「小学4年向けの漢字ドリルをやっている」、「大人の女性としてのコミュニケーションができなくなった」などと言い、それが不倫に走ってしまった一因かのように語っていた。
だが離婚成立後にKEIKOはインタビューに応え、それらの小室の発言の多くが虚偽であったことを暴露し、嫌悪感をあらわにしていたため、globe再始動は事実上不可能と思われていた。
「一番最初は小室哲哉さんにしますか(笑)」発言の大きな意味
2011年にくも膜下出血で倒れてから長期療養していたKEIKOだが、順調に快復していったようで、2019年1月にはTwitter(現X)で「お久しぶりです。Twitter再開しようと思いまーす よろしくお願いします」とSNS再開宣言。
2022年11月には、当時はマークがパーソナリティーを務めていたラジオ番組『JOY TO THE OITA』にゲスト出演し、それがきっかけで2023年1月から改題された『JOY TO THE OITA+』にレギュラー出演するようになる。
また2022年12月24日には、globeのデビューから1万日目を迎える記念日にメモリアルベストBOX『10000 DAYS』が発売。なんと同作には約11年ぶりとなるglobeの新曲『WHITEOUT』が収録されており、話題を集めていた。
もちろんKEIKOがヴォーカル、マークがラップを担当し、小室もコーラスで参加している。ただ、残念ながら元夫婦のレコーディングは別録りで、顔をあわせることはなかったそうだが、泥沼離婚劇後の新曲発表にファンが色めきだったのは言うまでもない。
さらに、『JOY TO THE OITA+』レギュラーということで、2023年9月にJR大分駅前で開催されたOBS開局70周年記念イベント「Fun+Peak!」に、KEIKOはマークと一緒にステージに登壇。
会場に詰めかけた大勢の観客たちからの大歓声に手を振って応えながら、「すごい人ですねぇ。久しぶりのステージで緊張します」と語るKEIKO。こういった公の場に登場するのは十数年ぶりとのことだったが、軽快なトークを披露し、とても明るくハツラツとしていた。
このように紆余曲折を経て復活したKEIKOが、冒頭の「(ゲストは)一番最初は小室哲哉さんにしますか(笑)」という発言をしたことが、いかに大きな意味を持つか、おわかりいただけただろう。