少年野球チームのキャッチャー、中学受験、高校卒業後は… 

一方で別の同級生の家族はほかの側面を覚えていた。

「彼は優しい子だったので、事件と結びつかないんです。小学校のとき、彼の友達が校内でけがをして救急車で運ばれたとき、姜君は校舎の二階の窓から大声でその子の名前を呼び続けていました。友達を心配してもそこまでする子はなかなかいないと思います」(別の同級生家族)

姜容疑者(本人SNSより)
姜容疑者(本人SNSより)
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小学校時代は少年野球チームのキャッチャーでレギュラーだった。

「毎週土日の練習に欠かさず来る野球少年でしたよ。野球経験のないお父さんも球拾いなどを手伝うコーチとして付き添っていました。問題行動なんて全然なかったです。

卒業すると、お受験で県内の私立中へ進学し、内部進学で高校も卒業したんじゃないですかね。その後、大学受験に失敗して浪人しているという噂を風の便りで聞きました」(野球チーム関係者)

ガールズバーで羽振りよく「負けテキ」

高校を卒業したのか、また大学進学を目指したのかどうかは確認はできないが、2年ほど前から姜容疑者の生活は変わっていったようだ。

「一昨年くらいにカンカンが親のクレジットカードを勝手に使って数百万円単位の借金があるという話を聞いたことがありました。

周囲に『借金を返すためにホストやるんだ』と言っていたみたいです。親に借金した形だと思いますが、お父さんが厳しいので本人は怖がっていたと思います」と同級生の家族は証言する。

地元のガールズバーで働くA子さんは、この“借金”にもつながりそうなエピソードを覚えていた。

「姜くんはウチの店に1年半くらい前に初めて来ました。身長が高くマッシュルームヘアで今風のイケメンって感じでした。当時、本当は18歳とかだったのに『今ハタチだよ〜』と年を偽ってたことを今回知って『えっ⁉』って感じですね。

一番印象的だったのは羽振りのよさかな。初めて来たときも『ぜんぜん飲んで〜』って感じで、どんどんキャストにドリンクを出してくれて、ダーツをやって負けたらテキーラを飲む『負けテキ』っていうダーツゲームもやってました。

5万円くらいの会計も気にする様子もなく、羽振りがいいので『親が太いのかな?』なんて思ってたんです」(A子さん)

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