成人式で地元に帰省「変わった様子はなかったが…」

高校退学後、「キラト」は渋谷のクラブに入り浸り、首や手にタトゥーを入れたヤカラ風のあんちゃんになったが、故郷の岐阜ではそんな変化に気づいた人もいなかった。幼なじみの同級生の女性は取材にこう肩を落とした。

「キラトは勉強、スポーツ、行事などなんでも積極的に頑張るリーダー的な存在で、みんなの人気者でした。

小学校時代はサッカーのクラブチームで頑張っていたし、テレビにもたくさん出ていたので、近所でも有名な子でした。中学生になるとサッカーや部活よりも芸能活動を頑張っていたイメージです。

たまに仕事で学校を休むこともありましたが、学級委員に立候補したり、“陽キャ”でクラスの中心的な役割を担ったりと真面目で積極的でした」

そんな「キラト」は中2になって岐阜を離れた。女性が続ける。

「お父さんを地元に残し、お母さんとお姉さんと一緒に芸能活動のために東京へ引越したんです。

キラトはその後もたまに地元に遊びに来ていて、4~5年前には地元の友達と4人で一緒にファミレスに行きました。そのときはヤンキーっぽい感じとかも全然なく、普通に明るくて昔のままでした。

最後に会ったのは今年の成人式でした。キラトはすぐ帰っちゃったので会話とかはできなかったけど、スーツだったのでタトゥーにも気がつかなかったし、いつもと変わらない雰囲気だったんですけど...」

〈那須2人殺害〉「世の中、必要なのは顔とカネ」殺人容疑で再逮捕の元NHK大河子役「キラト」は高校時代、すでに“闇落ち”していた。高校の卒業式直前に起こした“事件”とは_3