コスパ最強の餃子のお値段は…

「スープは背脂ちゃっちゃ系で、とにかく背脂の量がすごかったです。しかしながらスープはしょっぱすぎず、背脂の甘味と味噌の相性が最高でした。麺は中細でスープとよく絡み、喉越しよくすすれる感じ。ちなみに麺は太麺にも変更可能で、太麺のほうがもっとコシを楽しめるかもしれませんね。

チャーシューも脂っぽくないわりに歯ごたえがよく、一緒に訪れた友達が小チャーシュー丼(290円)も頼んでいたのですが、『かえし(チャーシューを煮た醤油)の旨みがめちゃ強かった』と絶賛していました。また、自分たちは頼まなかったのですが、周りでは餃子(200円、6個入り)を頼んでいる人が多かった印象ですね」

小チャーシュー丼(290円)(ゼロ次郎さん提供)
小チャーシュー丼(290円)(ゼロ次郎さん提供)
ネギ味噌チャーシューメンと小チャーシュー丼(ゼロ次郎さん提供)
ネギ味噌チャーシューメンと小チャーシュー丼(ゼロ次郎さん提供)

番号を呼ばれて着席すると、そこからラーメンが来るまで10分も待たなかったとのこと。滞在時間も約30~40分ほど。

しかしゼロ次郎さんが退店した後も行列は変わらず、人はひっきりなしに訪れていたそうだ。今回のポストに対しても、〈お店の前通る度時間関係なしに混んでるから凄い〉〈平日の朝10時から並んでるんだよやばいよ。GWとかやばいから見て欲しいよ〉〈昨日、朝夜2回通ったけど山の中なのに異常なほど人がいてヤバかった〉など、行列のすごさを補足する声が多く寄せられている。

しかしその一方で、〈行列できるくらい混むようになったのはここ数年で、一体何があったのか地元民は困惑している〉〈10年くらい前から人めっちゃ来るようになったから気軽に行けなくなった〉〈20年前は見た目よくあるラーメンショップで、バイト上がりに夜来て自分以外いないのが普通だったのに〉など、十数年前から急に混雑するようになったとの指摘も多くあった。

最後に、ゼロ次郎さんに今回店舗を訪れた感想を聞いてみた。

「日本一の名に違わぬ旨さです。ラーショファンはもちろんですが『ラーメンショップ? どうせチェーン店でしょ…?』と思っている初心者にこそ、ぜひ行ってみてほしいです。きっと価値観を覆されることでしょう」

価値観を覆される最高峰のラーメン(ゼロ次郎さん提供)
価値観を覆される最高峰のラーメン(ゼロ次郎さん提供)
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取材・文/集英社オンライン編集部