「週刊プレイボーイ」で水着グラビアを披露
――病むのが原動力だったと。
はい。母親に小さい頃から「あんたは顔が別れた元夫に似ていてかわいくない」「産まなきゃよかった」と言われ続けてきて、私自身も「産まれなきゃよかった」と思ったし、死にたいと思ったことも何度もありました。
一方で生まれたからには生きなきゃという思いもあって。だったらこの顔ではなく、整形して生きたい。そのためには働くしかないという一心だったんで、気晴らしなんてものはなかったです。
それでも整形前は毎日「死にたい」「それでも生きて整形をするんだ」という思いが行ったりきたりしていて、なかなかメンタルが安定しない時期もありました。
中学卒業後はひとり暮らしをしていたんですけど、家で一人きりになると死んでしまうかもしれなかったんで「私から連絡が返ってこない時は様子を見にきてね」と友達に合鍵を渡していたんです。
それで一度、お風呂場で死のうとして溺れていたところを友達に発見されたこともありますし、家の屋根からの飛び降りたこともあります。そのときは腰の骨にヒビが入った程度で助かったんですけど…。
――今現在、容姿が大きく変わったことによって、自信を持つことはできましたか。
今でも、ものすごく自信が持てたという感じはないですけど、メンタルは安定しつつあります。顔に関しては、これ以上はやりようがないというくらい、できることはやり尽くしたので(笑)。
ただ、今のこの顔が「めちゃ好きか?」と聞かれたら微妙です。人間誰しも生まれもった「元の顔」があるので、完全には「なりたい顔」にはなれないので。
――今回、「週刊プレイボーイ」にて初の水着グラビアに挑戦されました。タイトルは「2400万円の証明」。反響はいかがですか?
今年はTVや雑誌などのメディア露出を増やすのが目標なのですが、週プレさんのグラビアにはずっと出たかったのでお声をかけていただいてうれしかったです。撮影中はカメラマンさんから「キレイだね」「素敵だね」と言われながら撮っていただけたので、自信にもなりました。
(後編に続く)
取材・文/河合桃子
撮影/池上夢貢