時計をしなくなった理由
ーーお二人は時計はしていますか?
友保 あんた働いとったもんな?
小林 俺? 働いてた?
友保 あんた仕事してたとき、時計つけてたやろ
小林 ああ(笑)。時計は必須やったな。
友保 わしもあれ、スマートウォッチつけてましたよ。あの、アップルウォッチのいっちゃん初めみたいな。お客さんにもろて、かっこええなおもてつけてて。
ーー今はつけてないんですか?
友保 あれがね。急にブーっていうんですよ。えーなんや?おもて見たら「運動してください」。手首から何わしを操作しようとしてんだおもて、腹立って(笑)。
ーーなるほど(笑)。
友保 生意気ですからね、機械のくせして。「動いてないからもうちょっと動いてください」とかやかましい、わしのタイミングで動くわ!
ーー管理されたくない。
友保 俺を縛るな。
小林 なかなか歩いてるほうやもんな、俺らたぶん。
友保 そうやで。チャリも乗ってるしな。でも足らんのやろな、アップルウォッチ的には。えらいすんまへんやで(笑)。
ーーあのカウンター高級時計を見て、まだこの世には時計欲ってあるんだなと思いました。
友保 オメガとかえらい値上がりしてるらしいですわ。マジいらんけどな。手が重なるだけやからな。
ーーもはやファッションアイテムですもんね。
友保 何かもうね。スニーカーなんかもきれいに磨いてみんな。俺ら「西成区男子」なんでね。そんなもん飾ったら盗まれますからね(笑)。