外国人をターゲットにしたラーメンも続々

2月12日。3連休最終日とあって人ごみでごった返す街中には外国人観光客の姿も目立つ。歌舞伎町一番街やゴジラロードといったメイン通りには、外国人を意識して店先に「Miso Ramen」や「Tonkotsu Ramen」といった英語表記の看板を置いている店も多い。

そうした看板の中でも、ひと際目を引いたのが「WALKING RAMEN」(500円)なる商品だ。

新宿エールの「WALKING RAMEN」(撮影/集英社オンライン)
新宿エールの「WALKING RAMEN」(撮影/集英社オンライン)

「食べ歩きができるまぜそばが歌舞伎町に誕生‼」とのことのようだが、販売するのはクラフトビールなどを中心に取り扱うバー「新宿エール」。いつからこのような商品を展開するようになったのか。

「始めたのは去年7月ごろから。うちはバーなのにメニューにあるラーメンを注文する外国人が多かったので、そこに目をつけて『肉玉まぜそば』をハーフサイズのテイクアウト用につくりました。この看板を見てお店に入ってくれる外国人の方も増えてきてます」(「新宿エール」店長)

次に目に入ったのは「WAGYU SUKIYAKI RAMEN」、お値段はなんと2980円だ。このラーメンを販売している「ビーフキッチンスタンド」アパホテル歌舞伎町タワー店店長に話を聞いてみた。

ビーフキッチンスタンドの「WAGYU SUKIYAKI RAMEN」(撮影/集英社オンライン)
ビーフキッチンスタンドの「WAGYU SUKIYAKI RAMEN」(撮影/集英社オンライン)

「以前からラーメン凪さんとコラボして『すごい煮干しラーメン』を出しているのですが、外国人の方にはクセが強くて口に合わなかったみたいで……。それで思い切って外国人の方が好きな和牛とラーメンを組み合わせて商品展開することにしました」