手っ取り早い酒を買いだした小林
——貧乏っておもしろい…。
友保 ないなりになんかおもしろいこと考えんのが一番楽しいんで。昔俺ら金ないときに、先輩にヤングっていうのおったんですけど、よう仲よくやってて、ほんまに金ないし、酒も飲みたいしで。今はなき難波のマックスバリュに行って、激安ワイン買うたんやけど、コルク抜きがなくて。なんとかしてコルクを抜きたいって、みんないっぱい検索して、最終的に小林の靴にワイン入れて壁にどんどんやったら抜けた。
小林 難波のマックスバリュの前に広場あって、そこでよう飲んでたな(笑)。
友保 ワイン回し飲みしてな。酒飲んでその後、靴飛ばしして朝まで潰せましたもんね。めちゃくちゃ楽しい。
——何歳くらいの時ですか?
友保 30超えてましたね。最高に楽しかったあれ。ある日小林がハイボールの濃いめを買い出して、どうした?どうした?ってなったら「これ手っ取り早いねん」って言い出して。
小林 (笑)。
友保 手っ取り早いってその表現なんや言うて(笑)。それでみんなマックスバリュに一緒に行って、濃いめのハイボール、あれちょっと高いんやけど、飲んで「早い!!」って。そんでみんな靴とばして。あとストロングチューハイが流行ったときに、あれも飲んだら犯罪起こすじゃないですか。
——人によります(笑)。
友保 あれはよくないってなったんすけど、また小林が「99.99 フォーナイン」っていうストロングチューハイを見つけてきたんですよ。ほんまに 99.99% 強いのしか入ってない。変な人工甘味料入ってない。それ、東京のインディーズライブの打ち上げやったんですけど、みんなで買うたらやっぱり「早い!!」(笑)。
——小林さんは手っ取り早い酒のインフルエンサーだったんですね。
小林 (笑)。まあお得感というか。費用対効果的なやつだと思います。パン買うときとかも値段とカロリーの割合で、できるだけカロリーが多いやつを買ってましたから。ロシアパンとか。
——ロシアパンって私の地元にはなかったですね。
小林 川崎にはなにもないです。