「夢を実現するためだから」と言いくるめられた
付き合い始めたころは、曾我容疑者は「ヒモ」としての本性を隠していたようだ。当然といえば、当然である。2人はほどなく同棲を始めたという。
「付き合い始めて2カ月くらいで一緒に住むようになった感じでした。Bちゃんは仕事柄帰りが夜遅くになってしまうことも多くて、終電で帰ることも。そこから会うのも、なかなか大変で、それで一緒に住むようになったようです」
女性はBさんが曾我容疑者と同居していたマンションにも遊びに行ったことがあるという。
「私も一度遊びにいきました。曾我が地元に帰る日があったみたいで。そのときに、『ちょっと泊まりに来てほしい』とBちゃんにお願いされた感じでした。部屋は3LDKで、彼女は猫を3匹飼ってて、1室は、その猫ちゃんたちのお部屋で、1室は寝室で、もう1室がメイクとか衣装部屋とかそういう感じ。猫ちゃんの名前は『太郎』『みぁあ』『肉球』だったと思います」
曾我容疑者はラーメン店時代から「女好き」で有名で、浮気癖も酷かったと数々の証言があったが、Bさんは知っていたのだろうか。
「私が彼女から聞く限りは、そういう話は一切ありませんでした。ただ去年の8月29日、彼女が『ユタカって名前で彼が女風をやっているみたいなんだけど、これ本人だと思う?』って写真を送ってきたことがありました。他の写真も何枚か見せてもらってたんで、『これ絶対本人でしょ』と返すと『だとしたら、本当に無理なんだけど』って言ってました。
だからBちゃんは、最初のころは、彼が女風をやることに否定的だったんだけど、だんだんと『夢を実現するためだから』と言いくるめられるようになって。それでも2022年の12月に曾我は、その仕事を辞めると約束をしたのに、辞めていなかったようですね」
実際、曾我容疑者は雇われホストから独立し、自分で「女風」を立ち上げていた。
「結局彼は最終的に自分の店を出したみたいですね。Bちゃんは彼が出張ホストに出ているときにお客として助けていたようです。彼女はもともと外出するタイプじゃなかったんだけど、彼と付き合うようになってから外に出るというか、旅行に行ったりとかが多くなった。
それと、彼女は自分でも曾我のお店にお金を落としてたようです。女風には出勤時間が28時からとかお泊まりのコースがあるらしいんですけど、そういう『お泊りとかにも行ってほしくないから』みたいなこと言っていました」