“守る会”のようなものを私設しようという動きも
かなり辛辣にも思えるこの「通達」に、ファンの間では戸惑いとともに論議も巻き起こったという。
「四代目猿之助のファンは、“歌舞伎好き”というよりも四代目本人に心酔する人が多い。『ファンクラブの判断は当然だ』という人が大半の中で、一部では『ファンクラブまでもが彼を見放すのか。傷ついた彼を守るべくいまこそファンが一致団結すべきでは?』と“守る会”のようなものを私設しようという動きもあるとか」(梨園関係者)
現在、猿之助は、凄惨な事件の現場となった目黒の自宅へと戻り、伯母や弟子たちからの保護を受けながら、“籠城生活”を送っているという
「1月28日には都内ホテルにて、猿翁さんと段四郎さんの兄弟合同のお別れ会が予定されているが、そもそ参列できる状態ではない。両親の墓参りもまだできていないようだ」(演芸ライター)
公判では「罪は歌舞伎で償いたい」と語り、表舞台への復帰を望んでいることが明かされた猿之助だが、梨園と世間はこの先、どのような審判を下すのか。
猿之助にとって最凶の年となった2023年は間もなく終わる。
取材・文/集英社オンラインニュース班