ゲームに関しては、大谷は日本ハム時代から投手陣らとよくスマートフォンの対戦型カードゲーム『クラッシュロワイヤル』で盛り上がっていた。2018年のエンゼルス入団後も、クラブハウスで水原一平通訳と投手陣5、6人と盛り上がっていた。途中からはMVP3度の主砲トラウトも輪の中に加わっていた。

また、渡米後はスマートフォンのゲームに留まらず、オンラインでプレイステーションなどのビデオゲームに興じるようになった印象が強い。19年の元日インタビューではオンラインゲームが英語力の向上につながったことを次のように明かしている。

『呪術廻戦』に『キングダム』。マンガとゲームに熱中する、大谷翔平の知られざる一面_b

「(オンラインの)ゲームをしながら、遊びながらというのはありました。僕とシモンズ選手(現カブス)と一平さん、あと誰か1人。会話をしながら(のゲーム)なので、勉強になりました。特に聞き取る方ですね。対面していたら、ある程度分からなくても、身ぶり手ぶりで〝あー、何言っているのかな〟と分かるんですけど。無線(オンライン)だと本当に言葉自体を探さないと分からないので。唯一、それだけですかね」

オンラインゲームは複数で協力プレーすることが多いようだ。「チームを組んで、常に話している感じですね。〝次、どこへ行こう〟とか〝ああしようか〟とか。英語の勉強になりましたね。聞いていて、何言っているのか分からないものは、一平さんが〝次はこうね〟って教えてくれて、“こうだったんだ〟という感じで学びになりました」と楽しそうに語ってくれている。