一度感染すると免疫力が低下したときに再発する
ヘルペスはいったん症状が治まっても、人間の神経節に潜伏し、風邪や忙しい日々で免疫力が落ちたタイミングを見計らって、症状に現れるというやっかいな特徴があります。
ヘルペスのⅢ型にあたる水ぼうそうは子どものころにかかると、それで症状が治まりますが、大人になって免疫機能が落ちると帯状疱疹となって現れるのと同じように、性器ヘルペスのウイルスも腰にある腰仙骨神経節を棲みかにし、免疫機能が落ちたときや、女性の場合は生理のタイミングにピリピリした痛みや皮膚の症状となって現れます。
体調が悪いのに輪をかけて、私たちを苦しめるのです。
なかには月に1度の頻度の割合で出現する人もいて、まるで性器ヘルペスと共存しているような感覚に陥る場合もあります。
ちなみにI型とⅡ型だと、Ⅱ型のほうが再発しやすいといわれています。
また、性器ヘルペスは初めて感染すると2~10日の潜伏期間後、症状が出る場合が多いですが、症状が全く出ないままウイルスが神経節に潜伏してしばらくたってから症状が出る場合があるので、注意が必要です。
性器ヘルペスは一度でも感染すると、神経節に潜伏し、少しでも体調のバランスが崩れてしまうと性器の周辺に再び現れる可能性があるということを覚えておいてください。