4つの幸せモデルとは?
1.至福型の人間
このタイプの人間は未来の利益だけでなく、現在の利益も獲得しています。彼が食べるのは、「理想的なバーガー」です。栄養バランスが整っているだけでなく、味も申し分ないバーガーです。もちろん、大谷選手がこのタイプの人間であることは言うまでもありません。
大谷選手は未来をみすえながら意欲的に練習に取り組み、ハッピーな気分を維持しながらゲームを楽しんでいるから、凄いパフォーマンスを発揮できるのです。
前述の通り、彼が行っている練習は「やらされる練習」ではなく、自主的に立案した納得できる練習メニューです。当然のことながら、それが彼の輝かしい成績やパフォーマンスを実現している大きな要素なのです。
2.出世競争型の人間
このタイプの人間は、努力においては「至福型の人間」にひけを取りません。しかし、それはあくまでも「やらされる練習」であり、とても不快な心理状態で行っているため、時間をかける割に、その効果は期待できません。彼らが食べているのは「ベジタリアン・バーガー」です。健康には良いが、美味しくないバーガーです。
つまり、彼らのモットーは「痛みなくして成長なし!」という古いタイプの信条であり、現在の喜びを犠牲にして未来の喜びを獲得しようとします。
もちろん、「快楽型の人間」や「悲観型の人間」よりも未来の利益を得られますが、「至福型の人間」のそれには到底かなわないのです。
3.快楽型の人間
このタイプの人間は、現在の快楽を優先させるせいで長い目で見ると、不幸や苦痛がもたらされます。
彼らが食べているのは、そこそこおいしくて手っ取り早く空腹を満たせるけれど、健康に悪影響をもたらす「ジャンクフード・バーガー」です。
彼らは、目標もなく、ひたすら快楽だけを追求するため、成長はほとんど期待できません。それどころか、堕落して惨めな未来が待ち構えている可能性もあるのです。
4.悲観型の人間
このタイプの人間は4つのタイプの中で、もっともモチベーションが低いのです。
過去の失敗に囚われ、今もこれからも自分が幸せになることなど無理だと思い込み、すべてに投げやりになっています。
彼らが食べているのは、まずいだけでなく健康にも悪影響を及ぼす「最悪のバーガー」です。当然のことながら、彼らは成長するどころか、奈落の底に落ちていくのです。
結論です。これからの時代で成功を収める人間は、間違いなく大谷選手のような「至福型人間」なのです。