食品大手とのタッグで誕生! 
ドンキの「偏愛めし」

レストランなどに出掛けて食事をする「外食」と家庭内で手作りで料理を食べる「内食」、その中間に位置し、お弁当やスーパーの惣菜などを指す「中食(なかしょく)」。持ち帰って家で食べる中食産業はコロナ禍も相まってマーケットが拡大し、今後も成長が期待できる市場として注目されている。

ニーズが高まるなか、弁当・総菜ブランド刷新に踏み切ったのがドン・キホーテだ。同社は以前から弁当・総菜を取り扱っていたが、「ドンキで弁当・総菜を取り扱っているイメージがお客さまに浸透していない」と考え、改善策を模索していたという。

そして今年3月、食品加工業大手・カネ美食品株式会社と業務提携を結び、新たな商品開発を行うための体制を整備。カネ美とのタッグにより、「みんなの75点より“誰かの120点”」というドンキイズムを体現した新弁当・総菜ブランド「偏愛めし」が誕生した。

発表イベントに登壇した服部司総菜部門開発責任者は、「万人受けをあえて考えず、誰かの“偏愛”に刺さるラインナップを追求した」と、ブランド名に恥じない開発コンセプトを熱弁。食文化の多様化を見据え、万人受けではなく顧客の根底にある“偏愛”を狙う企業戦略を明確に打ち出した。

PPIH株式会社 上席執行役員PB事業責任者 森谷健史(モリヤタケシ)氏(右) MD開発本部弁当・総菜部門開発責任者 服部司(ハットリツカサ)氏(左)
PPIH株式会社 上席執行役員PB事業責任者 森谷健史(モリヤタケシ)氏(右) MD開発本部弁当・総菜部門開発責任者 服部司(ハットリツカサ)氏(左)
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