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×視力を取り戻したいなら、すぐに視力回復手術を受ける
〇感染症のリスクや年齢を考慮して視力回復手術を受ける 

視力回復手術の選択肢はレーシックとICL

視力(裸眼視力)を回復させる方法というと視力回復手術、具体的にはレーシックやICLを思い浮かべる人が多いでしょう。手術を受けるか迷っている人、かなり前向きに検討している人もいるかと思います。

まず、それぞれの手術がどういうものかを簡単に説明しておきましょう。

レーシックは角膜を少し削り取るという手術です。

ものが「見える」のは、眼球の表面にある角膜から入った光(ものの姿を反射している光)が水晶体を通り、網膜のスクリーン上で像を結んで映し出されたものを、脳が画像として認識するからです。

ところが近視は眼軸が長くなっているために、角膜から入った光が網膜よりも手前で像を結んでしまいます。そのため、網膜にはピンボケの像が映し出され、それを脳が認識する。これが「遠くのものがぼやけて見える」という現象です。

そこで角膜を少し削り取り、角膜から入る光の屈折率を変えることで、ちょうど網膜上でピントが合うように調整するのがレーシックです。

眼科医が警告する「レーシック・ICLの怖いリスク」…30代後半になってからの手術は「慎重に検討したほうがいい」という理由_1
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一方、ICLは、角膜を切開して水晶体の前にレンズを装着し、角膜を閉じるという手術です。

ICLの根本原理は、メガネやコンタクトレンズによる視力矯正と変わりません。

ただ、その視力矯正のためのレンズを眼球の中に設置するため、切開手術になるというわけです。

手術の内容を知ったうえで、改めていかがでしょうか。メガネやコンタクトレンズから解放されることを期待して「ぜひ受けたい」という人もいると思いますし、眼球にメスを入れるなんて、想像するだけで「怖い」と感じる人もいるでしょう。