2024年中には自社で充電インフラの整備に乗り出す
また、充電インフラを整える取り組みも積極的に行っている。2024年中には販売店以外にも充電ネットワークを広げていく予定だという。
「当初は自動車メーカーが充電インフラの整備を行う必要性はない。そう考えていましたが、今では『自動車メーカーとして電動車を普及させていく上で、充電インフラを整えるのも責務である』という認識に変わり、2023年の始め、欧米や中国で急速充電ネットワークを広げる構想が発表されました。
そこに、日本もEV普及に重要な市場だと捉えられ、現在、2024年度中には販売店以外の場所に急速充電設備の展開を開始する予定で動いています。メルセデスがやる以上、効率的に充電できるような『エクスクルーシブな充電体験』を提供していけるように尽力していきます」
今秋には東京・青山に国内2店舗目となるEV専用ショールームがオープン予定だ。メルセデスが展開していくEVシフトに今後も目が離せない。
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取材・文/古田島大介