飲酒した後、食事直前・直後はサウナに入らない
その他、特に気をつけてほしいのは飲食、飲酒後のサウナです。
特に飲酒後は、アルコールが体内に入ることで血管を拡張させるため血圧は低下しています。サウナも体を温めることで血圧を低下させるので、大きく血圧が下がる可能性があります。
血圧が下がりすぎると意識を失うこともあるので、サウナの中で熱中症を引き起こす場合があります。
また、アルコールを代謝するため体はいつも以上に水分を必要とするため、その状態でサウナに入ると発汗作用とあいまって、脱水症状を引き起こす場合も。
飲酒後のサウナは、場合によっては命の危険も生じるのでやめましょう。
また食事の直前直後もサウナは避けていただきたいです。
食事の前後1時間程度は、消化のために胃腸に十分な血液が流れている必要があります。
サウナによって、血液がほかに流れてしまうと、胃腸に十分血液が回らなくなり、消化不良などの影響が出る場合があります。
サウナ後に食事するときは1時間ほど空けるか、なるべく胃に負担かからない軽めの食事にしましょう。
さらに
・高血圧の人
・怪我をしている人
・心臓や脳の持病がある人
・頭痛がひどい人
・妊娠中の人
は、サウナに入るのは避けましょう。とくに出血など怪我をしている場合は体が温まることで血液が止まりにくくなりますので、サウナに入るのは、やめておいてください。
サウナは正しく入れば、体が温まり、健康効果を実感できます。
くれぐれも無理をせず、自分のペースで楽しむようにしてください。
取材・文/百田なつき