そんな魅惑のインディーズ系チラシを根気よく集め、一冊の本にまとめあげた仕事には頭が下がる。
出版業界の片隅に身を置く僕としては、推測できる発行部数や実売部数から考えるに、この本を作るために費やされた労力や時間に見合う収益を、著者や出版社が果たして得られているのだろうかと若干心配になってしまう。
そして僕のような者にとっては宝物となる、こんな素晴らしい本を出してくれたことに、ただただ感謝の念が湧き上がってくる。
これからも出版で食っていかなければならない身としてはいささか矛盾する感情なのだけど、本って、出版って、本来はこういうものだよなとさえ思ってしまう。

しかしこの本に掲載されている1984年までのチラシは、僕にとってはリアルタイムではなく、少しお兄さん世代の人たち向けのものということになる。
贅沢を言わせてもらうと、願わくば第二弾を、僕ら世代直撃の1985年以降のチラシを集めた続編を期待してしまう。

『CHIRASHI Ⅱ』を、どうかどうかお願いします!

『CHIRASHI』に触発され、引っ張り出してきた僕の個人コレクション

と、そんな願望を抱きつつ僕自身がパンクに目覚めて間もない高校時代に受け取ったチラシをいくつかご披露してみたい。
僕の高校時代というのは、遥か30年以上前の1985年から1988年だ。
その頃から僕は頭がちょっとあれだったので、クズかごにポイして当然のチラシをなぜか捨てられず、いまだ後生大事に保管していたりするのだ。
こんなんだから家がなかなか片付かないのだが、今回開陳するのはそのごく一部だ。