へそ出しルック、ヒョウ柄パンプス…
学生時代は公私のギャップ”が激しかったが
佳子さまといえば、学生時代、美腹筋がわかるへそ出しルックでダンスをされたり、アメリカンイーグルのタンクトップやピタピタニットのワンピース、ヒョウ柄のパンプスなど、私服はカジュアルでエッジィなお洋服を選ばれることもあったのだが、公務のときは上下同色のスーツをお召しになって、“ザ・女性皇族”を演出されるなど、“公私”のギャップが激しかった。
その一方で、いとこである天皇皇后両陛下の長女、愛子さまとは幼いときから仲良しで、愛子さまのよき相談相手といわれて久しい。
昨年11月5日のことだ。佳子さまは、皇居内の宮内庁楽部で開かれた秋季雅楽演奏会を愛子さまと一緒に鑑賞された。愛子さまがコロナ禍以降、皇居内とはいえ、御所から外出されるのはとても珍しく、赤いスーツ姿の佳子さまと薄いピンクのセットアップをお召しの愛子さまが並ぶお姿は大いに話題になった。
「愛子さまは成年皇族になられたばかりで、まだまだ皇族の“初心者”です。佳子さまは“ベテラン”女性皇族らしく愛子さまをうまくリードされて、お辞儀のタイミングや方向など、さりげなく示されているように見えました。お二人はまるで紅白の梅のようだと評判で、事前にお召し物の打ち合わせをされていたんだと思います」(前出・皇室担当記者)
眞子さんが結婚してニューヨークに行ってから、佳子さまは髪型もボブに変え、歩き方もお辞儀もゆっくりゆったりされるようになった。
「眞子さんが結婚される前、母親の紀子さまは公務に臨まれる眞子さんと佳子さまの髪型から服装まで細かくチェックし、ご指導されていたようです。特に手話関連の公務の際は、濃い色のほうが手話が見えやすいという理由から、紀子さまはネイビーのスーツをお召しで、佳子さまもそれにならわれていました。でも、昨年の手話パフォーマンス甲子園では初めて真っ赤なワンピースをお召しになりました。どんどん“ご自分らしさ”を出し始めたのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
2019年9月、佳子さまが25歳のとき、初めての海外訪問でオーストリア、ハンガリーを訪問された際はクルクルの巻き髪で、質問に対しては「(昼食会の料理を)おいしくいただきました」など、高めのトーンでワンセンテンスで答え、あとはスマイルで押していた。
そんな佳子さまも、もう28歳。冒頭のベトナムフェスティバルでは、日本人のダンスチームが躍る曲のヒップホップのビートにあわせ、かすかに首でリズムを刻んでいた佳子さま。ダンスに親しんでいたご自身の思い出と重なる部分があったのだろうか。
公務を担う皇族の数の減少と、眞子さんの皇籍離脱にともなって引き継がれた公務に加え、ご自身独自の公務もある。
初夏の佳子さまのお召し物から、そうした変化に向けての新たな決意と思い入れを感じた人も多いのではないだろうか。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班