アパートで父親を直撃すると…
「首塚」の近くに遺棄された乳児の遺体は身長約50センチの女児で、同署は浅沼容疑者が母親とみてDNA鑑定を進めている。
全てにおいて計画性がないといえる浅沼容疑者は、どんな子供時代を過ごしたのだろうか。
小中学校時代に同級生だった男性はこう証言する。
「ずっと地味で目立たない子で、同じように地味な子たちと過ごしていた印象です。当時は不良とかギャルとか全くそんな感じはなかったですから。吹奏楽部に所属していてバスクラリネットを吹いていた。大人しくて静かでまさに文化部系って感じでした。その時は彼氏がいたこともなかったと思います。
ちょっとぽっちゃりしてて、お世辞にも可愛いとは言えないから、男子たちの恋愛の話題にも名前が上がったことはないですね。成績も良くない子だったんで、地元でも勉強ができない人たちが進学する高校の定時制に行きました。そこはヤンチャな人もいそうなんで、そこからおかしくなってったんじゃないですかね」
「地元」で「かんな」を知る人たちは、異口同音にこの男性と同じ印象をもらした。目立たず、おとなしい、吹奏楽好きの少女は、やがてホスト狂いの毒母になった。
「かんな」の実家は函南町内にある家賃4万円代の2DKのアパートだ。近隣住民は「ヤンキーとかでもなくおとなしい家庭」だと語る。
6月5日、「かんな」の父親を直撃したが、返ってきたのは「すみません、今はなにもお話できることはありませんので……」という言葉だけだった。
※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com
Twitter
@shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班