設定に合わせた服や荷物を用意して現場入り

現在、新城さん自身が肌を見せることはほとんどなく、性行為が始まる前のドラマシーンでの出演が多いという。

「最近はNTR作品の妻役がものすごく多いんです。3日間、旅行に行っている間に夫がヒロインのAV女優さんとのセックスに溺れる……みたいな。旅行鞄を持って『じゃあ、お母さん、行ってくるからね』というセリフを今年に入ってから何度も言ってる気がします(笑)」

時には不倫に走る夫、時には同級生とヤリまくる娘……いずれも妻や母役である自身が不在中にコトが起こる設定だ。
そのため、家を出るシーンではこんな工夫をしているという。

「やはりドラマの冒頭で、妻、もしくは母役である私が外出するからこそ生まれる夫や娘の“絡みの時間”。それを視聴者に知らせる意味で私の映り込みは重要です。
私にカメラのピントが当たることはほとんどないんですが、ちゃんと存在をアピールできるように、なるべく旅行にふさわしい身軽な服装だとか、小さく映り込んでも目立ちやすいよう明るい服を用意し、大きな鞄を持って現場に入るようにします」

〈見覚えあり?〉出演タイトル約2500本! 15年間アダルト一筋で活動する脱がないエキストラ女優の素顔。“絡み”中に考えることは「晩ご飯何にしようかな」_2
メインの女優(中央)の母役の新城さん(右)。娘の同級生を交えて談笑するシーン

制服が必要な学園ドラマ、ウェイトレス、女医や看護師役といったものでない限り、服も持ち物も基本的に自前だという。

「なのでお仕事をいただく時に、季節の設定とか旅行期間がどのくらいかをあらかじめ聞き、その状況に合わせた服や鞄の大きさ等を設定に合わせて持参しますね」