ドラマ顔負けの「権力による捜査ストップ」も?

第9話で、失脚した鶴巻憲一・前幹事長が、首相補佐官に就任した鷲津に「どう?恨まれる側になった気分は」と声をかけるシーンがあったが、その言葉通り、権力を持たざる者が持つ者を恨み、足を引っ張るのが永田町の常だ。

「岸田首相と、菅義偉前首相や二階元幹事長ら自民党の非主流派の関係がいい例でしょう。首相は、国民に評判の悪い二階氏を念頭に、幹事長など党役員の任期を『1期1年、連続3期まで』とすることを公約に掲げて総裁選に立候補し、菅氏の再出馬を阻みました。

そのため、今でも首相と菅氏の間には距離があり、菅氏は『首相は国民の先頭に立って進む人。派閥の会合に出席するのはいかがかと思う』などと、おおっぴらに首相への苦言を呈しています。二階氏の周辺も『二階先生は、岸田首相から刺されたことを忘れていない。そのうち必ずやり返す』と息巻いています」(全国紙政治部記者)

“永田町視聴率50%超え”と言われる月曜ドラマ「罠の戦争」。秘書が議員のスキャンダルをい週刊誌にリーク、権力により捜査ストップほか…ドラマ顔負けのリアル政界に潜むドロドロ劇_3
岸田文雄首相(本人Facebookより)
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そんな中、官邸関係者は「以前、ある大型事件で、検察の捜査の手が非主流派の大物議員に伸びそうになったとき、官邸が検察と話をつけて、捜査を止めたと言われています。これによりこの大物議員は官邸に大きな『借り』ができたため、今後、首相を引きずりおろすことはできないとささやかれています」と、ドラマさながらの「権力による捜査ストップ」を打ち明ける。

ドラマ「罠の戦争」も、永田町のリアル「罠の戦争」も、どちらも目が離せない。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班