版権元が著作権侵害をただ黙認しているという場合も…
Twitter、Instagramなどにおいては、アニメ、漫画、映画、ドラマの画像や映像を無断でアップされていることも多いが……。
「Instagramでは、サービス内の検索で見つかる音楽を使う場合は問題ありませんが、それ以外の音楽を使う場合は著作権違反になります。また、Twitterはそのような包括契約をしていないので基本的に使えません。TikTokの楽曲とは違い、それらの大半は版権元が黙認しているだけで、基本的には著作権違反であることに変わりありません。好意的に紹介してくれているから黙認しているというケースもあるとは思いますが、警告の上、投稿が削除されることがあるので注意してください。
そんななかでも版権元が看過できず、厳しい対処をおこなうことが多いのが、著作物を商用利用されている場合。一例をお話しますと、アニメキャラクターのイラストを転写、模写したケーキの販売を行ったお店が、賠償金を請求されることがありました。他人の著作物でお金儲けしていることを版権元は悪質な行為と見なし、黙認せずに厳正に対処するというケースが多いということでしょう」
――無自覚の著作権侵害を回避するためには、使おうとしている素材が本当にフリー素材なのか、フリー素材だとしても規約に準じた利用方法になっているか、そういったことをしっかり確認することが必要ということだ。
取材・文/文月/A4studio