「一に勇気、二に度胸、三に覚悟」

ヤクザと渡りあうなら「一に勇気、二に度胸、三に覚悟」。ついに雌雄を決する“バン仲村vs瓜田純士”。因縁の一戦に賭ける、仲村のア_1ツい想い〈BreakingDown 7〉_1
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――お二人のコラボ動画はバズりそうです。ちなみに、バンさんのワードセンスや振る舞いは、本や映画などの影響が大きいのでしょうか?

本からの影響もありますけど、やっぱり経験からですね。風俗を経営していた時にも、僕はヤクザと対立していたほうで、“そういう勢力に関わらない”ことを徹底してきた。

当時の掛け合いで「攫うぞ。潰すぞ。殺すぞ」っていっぱい言われてきた訳だから、オーディションの人たちなんて、可愛いもん。喋りだけで人の心をぶん殴れる自信が、僕にはあるんで。

――生まれ持った才能と、それだけの経験があるのですね。

それもあるし、度胸もある。「一に勇気、二に度胸、三に覚悟」なんていう言葉をよく言うんですけど、その気持ちで何とかここまで成り上がって来た。

今ではオーディションでも注目していただくし、“戦えば意外と強い”ことも、みなさんにわかっていただき始めている。

あとは、ダンサーじゃないのにダンスも上手いし、歌手じゃないのに、出した曲がオリコン1位、iTunesストア1位ですからね(笑)。「演じろ」と言われれば、俳優も演じるし。

――俳優業にも進出されるのですか?

ドラマとかは出ていないんですけど、僕が代表を務める『ケンカバトルロワイヤル』は、リアル版カイジ(『賭博黙示録カイジ』講談社)というコンセプトで格闘技をやっていて。その動画の中で、カイジの利根川や兵藤のような役割を、僕が偉そうに演じているんです。

これから先どこを目指していく、という話では、ビートたけしさんみたいになりたい。彼や石橋貴明さん、所ジョージさん、ヒロミさんのような、辛口なコメントはするけど、ハートフルで、自ら演者として汚れ仕事もする存在。

そういう存在を目指していきたいし、なおかつ周りから望まれていると、自分の肌で感じている。実際僕の冠番組みたいな話もいただいていて。

――それはYouTubeでの番組ですか?

YouTubeだけじゃなくて、九州の地上波番組やABEMAさんとも話をしていて。これからは、自分のそういう部分をどんどん形にして、表に出していこうかと。もう45歳なんで、“戦う”だけだと限界があるから。

ビートたけしさんとか石橋さんとか、そういう古き良き人たちが、キラキラしていた時代があったじゃないですか。僕と同世代の人が見て「なんか懐かしいな」って言ってくれる役割になりたいな、と思っています。