『ハッピーニューイヤー』(2021)Happy New Year 上映時間:2時間18分/韓国

シングルの人必見! 恋に不器用なキャラしか出てこない、共感必至の群像ラブストーリー5選_1
『ハッピーニューイヤー』
12月9日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
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12月9日公開の本作は、一流ホテル〈エムロス〉が舞台。クリスマスと新年を祝うホリデームードの中、「来年こそ幸せになりたい!」と願う登場人物たちの恋愛や人間模様をオムニバス的に描く、韓国発のロマンティック・ラブストーリーです。

仕事はできるのに、恋には臆病なアラフォーのホテルマネージャーは、昔のバンド仲間への告白を15年間もためらっているうちに、別の女性と結婚することを告げられてしまいます。

何事も偶数じゃないと受け入れられない強迫性のイケメンCEOは、新米ハウスキーパーに惹かれるものの、彼女は玉の輿狙いだと周囲から陰口を言われてしまいます。

公務員試験に落ち続けている就活生は、失恋もして踏んだり蹴ったり。彼は人生最後の思い出にと、大枚はたいてエムロスに宿泊します。

ほかにも様々な悩みを抱えた人々が登場し、みんなどこかで、少しずつ関係している設定が魅力の本作。監督したのは、『猟奇的な彼女』(2001)や『ラブストーリー』(2003)を手がけた韓国恋愛映画の巨匠クァク・ジェヨン。

『ジョゼと虎と魚たち』(2020)のハン・ジミンがホテルのマネージャーを演じていますが、才色兼備に見えて恋愛ではダメダメで、酒を浴びるように飲むシーンは共感必至! マネージャーとして、親友として、片想いの彼の結婚式の準備をする彼女。最後に「来年こそは……」と希望を感じられる展開が待ち受けているので、エンドロールまで必見です。