「ベッドシーンも意味のあることであれば、抵抗感はない。スタッフさんの方が大変そうでした(笑)」馬場ふみか、映画『ひとりぼっちじゃない』で官能的なヒロインを熱演!_1
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ベッドシーン撮影で経験した意外な苦労

──King Gnuの井口理さん扮する主人公・ススメが恋をする宮子を演じられました。井口さんとの初共演はいかがでしたか?

共通の友人がいたこともあって、元々知り合いではあったんです。ただ、それほど喋ったことはなくて。今回初めて映画で共演させていただいたことで、作品に対する熱量や集中力の高さに驚いたし、すごく素敵な俳優さんだと思いました。

──劇中では、ススメと宮子のベッドシーンも描かれます。ファンタジックで美しい映像が魅力的でした。

あのシーンはハイスピードカメラで撮ったんです。すべて絵コンテに従って、「次は顔を撫でるところを撮ります」と監督が1シーンごとに丁寧に実演してくれて。とにかく宮子が綺麗に映るように、肌の質感などにもこだわって撮影してくれました。

──現場で苦労したことは?

もちろん緊張感はありましたが、特に大変なことはなかったです。肌を露出することに対しても、あまり抵抗はないですし。ただ、ベッドシーンはいろんなことに気を遣わなきゃいけないから、周りのスタッフさんやマネージャーさんは大変そうでしたね。

現場に入るスタッフを最小限にしてくれたり、カットがかかるたびに急いで私に毛布をかけにきてくれたり。マネージャーさんは監督と「こういう見え方はちょっと……」と交渉したり。私はとにかく、その場に身を委ねていた感じです。

この作品の場合だと、いやらしい場面を撮りたいという意図ではなく、ススメと宮子のふたりが過ごした時間の象徴として描かれるんです。