ただのカラフルな遊具と思ったら…?

筆者が行ったのは、東京都にある「府中の森公園」。府中の森芸術劇場に隣接し、園内には有料スポーツ施設やバーベキュー広場・売店などもある、17ヘクタールほどの都市公園だ。

子ども向けの遊具があるエリアは、園内にある「もり公園にじいろひろば」。

昭和から、ここまで進化! 令和の「インクルーシブ公園」が優しすぎる_1
インクルーシブなエリア「もり公園にじいろひろば」

広場内は2つのエリアに分かれている。各遊具の設置間隔が広めに取られていて、実際の敷地面積よりも広々とした体感だ。第一印象は「カラフルでかわいい!」。自分が子どものときもこんな公園や遊具があったら、きっとワクワクしただろう。


さすが令和の時代、遊具もずいぶんおしゃれになったものだなと思っていたら、広場内にこのような表記を発見。どうやら、普通の公園とは何かが違うらしい。

昭和から、ここまで進化! 令和の「インクルーシブ公園」が優しすぎる_2
インクルーシブ公園は2020年頃から日本各地に増えているそう

調べてみたところこの広場は、障がいを持つ子どもや外国籍の子どもなども含め、すべての子どもが等しく楽しめることを目的とした「インクルーシブ公園」として、2021年3月にリニューアルオープンしたという。

自分の子ども時代には、まず見かけることがなかった公園。一体どんな遊具があるのか、さっそく園内を回ってみることにした。