ーーLangakuは学習アプリということで、βテストでは学びをサポートする様々な機能を検証したと思います。その中で、ユーザーから好評だった機能などを教えてください。

山中 まず挙げられるのは「英語率」の設定です。これは、割合を変化させることで、ページあたりの英語と日本語の割合を調整できる機能。例えば、50%なら日本語と英語が半分ずつになります。

英語を効率的に学ぶために、オススメのマンガは意外にも……。 マンガ×英語学習サービス『Langaku』誕生物語 後編_a

石渡 Langakuに掲載される作品の英語版は、もともと北米向けに翻訳出版されたものをそのままお借りして使用しています。ネイティブスピーカー向けに作られているため、英語を読み慣れていない人にとっては、マンガとはいえ難易度は高いです。

多読するという目的を踏まえると、わからない箇所は飛ばしてでもたくさん読み進めるのが理想ではありますが、マンガで使われている英語の難易度を考えると、ユーザーの方の英語レベルによっては物語を追うことがかなり難しくなる可能性があります。

そこで、英語には触れつつ、物語もちゃんと楽しんで読んでもらえるよう、ページの中の英語で書かれているコマの割合、「英語率」を設定できるようにしました。

英語を効率的に学ぶために、オススメのマンガは意外にも……。 マンガ×英語学習サービス『Langaku』誕生物語 後編_b
Mantra株式会社 代表取締役・石渡 祥之佑氏(画像左)とLangaku事業責任者・山中 武氏

山中 この機能はかなり好評で、これまでだとすぐに諦めてしまっていただろう英語に不慣れなユーザーの方にも、楽しんで利用していただけるようになった手応えを感じました。

ーー他に好評だった機能はありますか?

石渡 辞書機能を盛り込みました。コマをタップすると、Langakuに搭載されている辞書が起動して、セリフに含まれている単語や熟語の意味が確認できるようになりました。

多読という観点では辞書を見ずに読み飛ばすのが理想とされているのですが、それは辞書を引く手間で疲れて読み続けるのが億劫になってしまうからです。Langakuの辞書ならストレスなくパッと調べられますし、ユーザーからの要望も多かったので、実装に踏み切りました。

英語を効率的に学ぶために、オススメのマンガは意外にも……。 マンガ×英語学習サービス『Langaku』誕生物語 後編_5

石渡 英語率にしても、辞書にしても、当社が磨いてきたMantra Engineの技術が役に立ちました。マンガからコマを切り出したり、テキストデータを自動で抽出する技術がなければ、実装は難しかったと思います。