回転寿司チェーン「くら寿司」を展開するくら寿司株式会社（大阪府堺市）は、コロナ禍からの回復基調を受け、2022年10月第2四半期の連結売上が893億円と2年連続で過去最高を更新している

くら寿司では自社開発した非接触の新店舗システムを全店舗に導入した。予約から席案内、寿司の注文から会計に至るまで自動化が進められ、食品管理の安全性を高めると同時に従業員の働く環境の向上を目指している。この効率化の鍵となるのがAIやIoTといったテクノロジーの存在だ

従来のハマチ養殖は大量の餌を一度に投入し、その食欲を確認するのが一般的であった。そのため、無駄エサによるコストアップの問題もあった

ウミトロン開発のスマート給餌機の導入で、生簀の魚の動きなどから食欲の状態をAIが解析し、適切なタイミングと量での給餌がリモートから可能になった

日本初のスマート養殖で育ったハマチは全量をくら寿司が買取り、期間限定で「特大切り AIはまち」として提供された

ベテラン仲買人のまぐろの目利きのノウハウを機械学習した 「TUNA SCOPE」アプリ