もうカラオケは行っても大丈夫?

さて、こうした会食の後は、どうしても2次会に行きたくなるもの。以前であれば、「次はカラオケ!」と繰り出すケースも多かった。
先日閉幕したサッカーW杯カタール大会ではマスクをせず、スタジアムで大きな声を出しながら応援している観客の姿が多数映し出された。こうした光景を見ていると、もうカラオケに行っても大丈夫かと思ってしまうが、果たして解禁してもいいものだろうか。

〈コロナ第8波・どうする、忘年会と新年会〉「鍋料理は煮えているし大丈夫じゃない?」「カラオケ解禁していい?」「アクリル板は意味あるの?」名医に“素朴なコロナ疑問”聞いてみた‼_4
カラオケで楽しむ人々(写真はイメージです)

「たしかにカラオケの室内は換気設備を充実させています。室内の消毒やマイク交換など、ウイルス対策をしているでしょう。とはいえ密室内で大声を出して歌うわけです。忘年会よりは感染リスクは高く、複数人でのカラオケは、まだちょっと控えた方がいいかと考えています。

また、マスクをしながら歌っていても、声を出し続けていればマスクの隙間からエアロゾルが漏れ出て、部屋中に撒き散らすことになります。それに、皆さんがしている不織布マスクは、あくまで人にうつさないためのマスクなので、こうした密室での感染を防ぐにはN95のような防護マスクが必要です。」(森澤医師)

最後に、アルコールについて繁華街の若者からはこんな疑問が。

「アルコール度数の高いものを飲めば、『アルコール消毒』になる。コロナウイルスなんて死ぬから問題ないだろ、と話してるバイト仲間がいました。実際にそれ目当てでテキーラをガンガン飲んでいる後輩もいますが、本当でしょうか?」(20代男性・新宿飲食店勤務)

テキーラで乾杯(写真はイメージです)
テキーラで乾杯(写真はイメージです)
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たしかに店舗や施設に入る際、手をアルコール消毒するが、「飲むアルコール消毒」は、ウイルス除去に効果はあるのか。

「消毒用エタノールは約80%の濃度であり、さすがに普通の人間には飲めないでしょう(笑)。飲んだとしてもウイルスへの効果は不確実で、粘膜傷害は確実です」(森澤医師)

ようやく迎えた年の瀬と、やってくる新年。
忘年会や新年会はあくまで状況や相手を選び、リスクを考えた上で集まれば、きっと楽しい席になるはずだ。