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長期投資と資産の分散
初心者にお勧めの“ほったらかし投資”に向いている、と私が思う投資商品はいくつかありますが、そのひとつが株式投資です。中でもより始めやすいのが投資信託です。
“ほったらかし投資”をするには、押さえておきたい3つのポイントがあります。ひとつが「長期投資」。株価は常に変動し、コロナや紛争など避けられない事情で予測できない値動きをすることもあります。
私も個別で買っていた株が暴落しドキドキした経験がありますが、一時的に下がっても長い目で見れば上がることもあります。そのため、長く保有すればするほどリスクは軽減するといわれています。また、利益を再投資に回せば複利効果で効率的に利益を増やすことができるのも、長期投資のメリットです。
2つめは「資産分散」。個別株への投資より、複数の株を購入した方が値下がりや破綻などのリスクを軽減・回避できます。
ただ、複数の株を個別で購入するにはまとまったお金が必要。そんなに資金がない人には、複数の投資商品をあらかじめパッゲージにして、少額から購入できる投資商品の投資信託がお勧めなのです。プロがセレクトした投資商品がパッケージされているので、個別の会社の業績などを細かくチェックする手間も必要ありません。
投資信託にもさまざまな種類がありますが、私がお勧めするのは低リスクから中リスクの「ETF(上場投資信託)」と「インデックスファンド」です。「ETF」というのは、証券取引所に上場している投資信託で、個別株のように証券会社に開設した口座で売買できます。
テーマ別や業種別などさまざまなものがありますが、225社の株に分散投資をしている日経平均に連動する「ETF」など、簡単に分散投資ができ、手数料などのコストも安い、などのメリットがあります。
「インデックスファンド」は上場してはいませんが、TOPIXや日経平均株価などの株価指数などに連動して値が動く投資信託です。
株価指数に連動するインデックスファンドは、緩やかに伸びている安定的な企業に広く分散投資をしているのでリスクを抑えられます。そのぶん大きな利益は望めませんが、“ほったらかし投資”には向いています。上場していないので、証券会社やゆうちょ銀行など銀行の窓口で購入します。