うたばんではジョンソン、めちゃイケではドッキリに。モーニング娘。飯田圭織は00年台初頭のバラエティの寵児だった。_1
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キダムが来ます! 岡女で学生生活を体験

――『めちゃ²イケてるッ!』(以下、めちゃイケ)の『私立岡村女子高等学校。』(以下、岡女)シリーズも、かなり大がかりだったと思います。どっきり企画も多かったのですが、本当に内容を知らされていなかったんですか。

あれも本当に、大掛かりな企画でしたよね。『キダム』(注:2003年~2004年に日本で公演された『シルク・ドゥ・ソレイユ』。モーニング娘。はイメージソングを歌っていた)のCM撮影だって聞かされて、テストを受けたんですよ(『キダムじゃなくて期末が来ました。岡女。も来てるよ来てるね~SP』2003年放送)。
ナインティナインの岡村さんと矢部さんは『ASAYAN』時代から、モーニング娘。を見守ってくださったお兄ちゃん的な存在だったんですよね。デビュー前から私たちのことを知ってくださっていて、気心が知れていると言いますか。特に岡女の頃は本当にグループ活動が多忙な時でした。
撮影スタジオとテレビ収録とライブ会場と、レコーディングしか行き来していないような時期で、番組の企画で期末テストに体育祭や、修学旅行とかも行ったのかな。“キダム、キダム”って言いながら、番組に出たりしていたけれど(笑)、全部、貴重な体験でしたね。

――岡村さんは、『修学旅行で超×4+1いい感じスペシャル!! 』(2001年10月)では、実際にコンサートに乱入されていますね。

あー! 岡村さんがコンサートにいらっしゃいましたね。あれは会場が石川県(注:こまつドーム)だったんですけど、岡村さんもお忙しかったのでヘリコプターでいらしたんですよ。

――すごい時代ですね!

そうなんですよ。コンサートが終わったら、ヘリコプターで帰っていきました。きっと、次の仕事に向かわれたんでしょうね(笑)。

――まさに激動の時代ですね…。グループとしては2001年と2002年に『24時間テレビ』(日本テレビ)のチャリティーパーソナリティーも務められています。

大役を務めさせていただき光栄でした。初めの年は本当に24時間起きているんだ! って驚きましたね。毎年、『24時間テレビ』を見ると、当時のことを思い出します。

――お聞きしていると、時代を駆け抜けたような忙しさですよね。

本当に、すごい経験をしていますよね。でも当時は忙しすぎて、グループが売れているという実感がそれほどなかったんです。今は子育てをしながら、『24時間テレビ』の視聴者になっているけれど、息子がもう小学校3年生なので、ある程度色んなことがわかってきたんですね(苦笑)。“ママって、武道館に立ったことがあるの? ”ってこの前聞かれたんです。“あるよ”って言ったら、“ママ凄い! ”って言われて。改めて自分は凄いことをしてきたんだなと、感じる時はありますね。