フジテレビって本当に働きやすいの!?  佐々木アナが会社を辞めようと思った話と女性アナウンサーの結婚・育休_2

一度は本気で決めた、退職

佐々木 独身時代でいうと、当時MCを担当していた『とくダネ!』で「私は何もできてない」って思っていたころね。転機になったのは、自分でやりたいって手を挙げてスマトラ沖地震の取材に行ったこと。「今の私には何の経験もなくて、このままではアナウンサーとしてずっと空っぽだと思う。でも自分で見て感じたことだったら話せると思うから、チャンスが欲しいです」って言ったことを、はっきり覚えてるの。

三上 アナウンサーって、基本的には「あなたはこれを担当して」と言われてやる仕事ですよね。

佐々木 そうなの。決められた仕事は「これでいいのかな? 大丈夫かな?」の連続だよね。だけど、自分で手を挙げたからこそ、もっと積極的に調べたり、編集しているところに行ったり、当事者として積極的に関わりたいと思うようになったの。

三上 ご結婚されてからは、やはり家庭との両立が大変でしたか?

佐々木 上の子が幼稚園くらいのときから、夫が単身赴任になって、私が土日のニュースを担当することになったのね。私は13時に出社しなければいけなくて、だから午前中はめいっぱい子どもと遊んでた。ところが息子が小学校2年生のときに、ポツンと言うの。「パパはここにいない。ママは土曜日と日曜日にお仕事。ぼくは学校がお休み。どうしたらいいの?」って。

三上 切ないですね…。

佐々木 その時、会社を辞めよう、って決めたの。子どもと一緒にいたい、って思って上司に言った直後に、夫が単身赴任から帰ってくることになってビックリ。5年間決断できなかったのに、次の人生を歩もうと決めた瞬間に事態が動くことってあるんだな、と思った。

三上 今はジョブリターン制度が導入されて、育児などのためにいったん辞めても戻ってこられるようになったので、働きやすくなりましたよね。

佐々木 一歩ずつ進んでいる感じはあるよね。結婚して家庭を持っても、誰もがやりがいを持って働き続けられるよ、って就活生の人には言いたいな。だって、仕事って楽しいから。

三上 楽しいです! 私も、子どもができても働きたいと思ってます。フジテレビが大好きですし、仲間と一緒に働けるのが心強いです。