最も有効なのは早めの夕食

欧州王者・レアルマドリードも実践する快眠ルール。寝る前の飲食は…_2
(出典)日本栄養士会『管理栄養士・栄養士必携』第一出版(2015)

ただし、ビジネスパーソンはアスリートと違って1年中ずっとオンシーズンですから、あまりストイックに夕食に気を使いすぎるとうまくいきません。

実際の対策として最も有効なのは、夕食の時間を早めることです。最近は会食の時間も早くなっている傾向があり、自炊にしても外食にしても、今より1時間早くすることでかなり快眠に近づきます。特に焼肉や揚げ物など、胃に負担が大きい食事の時だけ早く食べるというやり方も有効です。

帰宅が遅い方は、夕方に一度軽く食べておく「分食」がおすすめです。帰宅後の軽めの食事なら、寝る90分前でも睡眠に悪影響はありません。ここで最も重要なことは「幸福感」を下げないことです。夕食と幸福感は深く結びついています。

この視点が抜けると長続きしませんので、ご注意ください。

【快眠のための夕食3つのルール】
⓵寝る時点で胃の中に食べ物が残っていない状態にする
②夕食の時間を少し早める( 特にヘビーな時は)
③幸福度が下がってしまうと続かないので、ほどほどに

文/角谷リョウ

『働くあなたの快眠地図』(フォレスト出版)
角谷リョウ
2022年3月19日
1650円(税込)
単行本(ソフトカバー)264ページ
ISBN:978-4-866-80169-8
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