① お金を生み出せるネタや商品がない
自分の力でお金が生み出せないのは、ネタがないからだ、商品がないからだ。そう思っている人が多いのではないでしょうか。しかしこれは言い換えれば、「自分という人間だけでは、誰かに提供できる価値がない」と、自分に低評価を下してしまっているのです。
「自分には価値がない」という勘違いのせいで、自分の外にネタ、つまり商品を探しに行く人が少なくありません。
私のクライアントの多くも、最初はこのような勘違いをしていましたが、外に目を向けるのではなく、自分がすでに持っているものを再確認してもらいました。
すると皆さん、「ITがこんなにお金になるなんて思わなかった」「これぐらいの英語力で仕事になるなんて思わなかった」と驚くのです。
② こんなことでお金をもらっていいの?
お勤めの人が会社でやっている仕事をフリーで請け負って、その仕事だけで100万円を請求することができるでしょうか?
多くの人は、「これだけのことで、こんなにお金をもらって良いのだろうか?」と感じて、そのような金額を受け取ることも、そもそも請求することもできません。
ITサポートのUさんも、ほんの数年前まではそうでした。自分のITスキルがお金になるなんて思ってもみなかったそうです。会社の同僚など、身の回りの人たちは同じぐらいの能力や経験があるので、自分のスキルを「誰でもできること」と思っていました。ですので、お金を請求するなんていう発想もありませんでした。
しかし、今では彼のサービス単価はだいたい30万円ですし、月に100万円を稼ぐこともあります。
9割の人が気づいていない、お金を生み出すのに邪魔な7つの思い込み
何ひとつ取り柄がなくてもお金を生み出している人たちがいる。その理由は? 学校では教えてくれない、お金の基本が学べる一冊『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方』(幻冬舎)から一部抜粋・再構成してお届けする。
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自己評価と他己評価